

Logic pro 12 アップデート内容をご紹介!〜初心者や音楽理論が苦手な方こそ知っておきたい追加機能〜
定期的にアップデートが行われている Logic Pro。 先月に約2年ぶりの大型アップデートが行われ、新バージョン Logic pro12 がリリースされました。 今回のアップデートでは、AI を活用した新機能 “Chord ID” の追加や、Session Player に新たなシンセサイザー・スタイルが加わった点が大きな注目ポイントです。 本記事では、Logic Pro 12 で新たに追加された主な機能や、変更されたポイントを分かりやすくご紹介します。 とくに、これから作曲を始めたい方や、音楽理論を勉強中の方にとって心強い味方となる機能が揃っていますので、ぜひチェックしてみてください。
コードの入力や耳コピを手助けしてくれる “Chord ID”
今回追加された "Chord ID" は、オーディオや MIDIリージョンからコードを解析する、コード入力や耳コピを手助けしてくれる便利な機能です。
グローバルトラックにはもともとコード情報を追加できる "コード" トラックがありますが、Chord ID の追加によってより実用的に活用できるようになりました。
解析の仕方は、対象のリージョンをグローバルトラックのコードトラックへドラッグ&ドロップするだけで OK。AI が自動で解析を行い、その結果がコードトラック上に表示されます。
さらに、解析によって生成された Chord ID をトラック領域にドラッグ&ドロップすることで、コード情報が反映された新しい MIDIリージョンを作成することも可能です。
Session Prayer のキーボードとベースの演奏スタイルに、シンセサイザーが仲間入り!
Session Prayer とは、AI を活用した自動演奏機能です。ベース、ドラム、キーボードの自動演奏が可能で、楽曲制作をサポートしてくれます。
今回、この Session Prayer のキーボードとベースの演奏スタイルに、シンセスタイルが追加されました。
キーボードは
- SimplePad
- Modulated Pad
- Rhythmic Chords
ベースプレイヤーは
- Pump Bass
- 808ベース
- Sequence Bass
の3種類から、好みの演奏スタイルを自分の楽曲に取り入れることができます。
また、この Session Prayer はコードトラックのコードに基づいて演奏されるため、Chord ID と共に活用することで、楽曲制作の大きな手助けとなるでしょう。
スケール内の音を簡単に見つけられるように
音楽理論を勉強中...という方も、スケールを意識しながら直感的に音を選ぶことができる機能が追加されました。
ピアノロールの "スケールクオンタイズ" 項目で、スケールを指定し、"スケールに沿う" を ON にすると、指定したスケール以外の音を入力しても自動的にスキップされます。
サウンドライブラリがより使いやすく
"Apple Loops" は、ギターのリフやドラムのパターン、効果音など、楽曲に取り入れられるオーディオや MIDI の素材です。
今回のアップデートでは、サウンドのダウンロードや削除などの管理がしやすくなるよう、ビジュアルが変更されました。
Apple Loops には通常の素材に加えて、有名プロデューサーやアーティストのパックも用意されています。
より楽曲に取り入れやすくなったため、これまで活用したことがなかったという方も試しやすくなっています。
Step Sequencer の機能強化で、より幅広いパターンが可能に
従来から搭載されている Step Sequencer(ステップ・シーケンサー)に機能が追加され、より柔軟なシーケンスを作成できるようになりました。
例えば、生成したシーケンスを左から右へ再生するだけでなく、逆再生やランダム再生など、再生モードのバリエーションが追加されています。
また、音程を持つ楽器の場合は、コードの度数を指定してシーケンスを作成することも可能となり、より音楽的なアプローチがしやすくなりました。
Logic Pro アップデート方法
App Store を開き、サイドバーの “アップデート”をクリックすると、アップデートができるアプリが一覧で表示されています。
Logic pro のアップデートボタンを押すことで、アップデートを開始することが可能です。アップデート にLogic pro が表示されていない方は、次章をご覧ください。
対応OS
Logic proを12にアップデートしようとしたけど、”アップデートのボタンが出ない”という方へ。
今回のアップデートに対応しているOSは、Apple silicon 搭載のMacであり、macOS 15 .6 Sequoia 以降となります。まずは現在の OS が対応しているかを確認しましょう。
左上のリンゴマーク→このMacについてを押すと、現在のOSを確認することができます。

ここのOSがSequoiaより前のOSの場合は、パソコンのOS自体をアップデートする必要があります。
Logic pro をはじめとした、クリエーターツールのサブスクが開始
最後に、今回のアップデートと同時に発表されたサブスクリプションサービス Apple Creator Studio について紹介します。
この Apple Creator Studio は、音楽制作ソフト Logic Pro をはじめ、動画編集ソフト Final Cut Pro など、クリエイターに役立つツールを 月額1,780円(学生の場合は月額480円) で利用できるサービスです。
音楽制作だけでなく、動画編集や画像編集など、クリエイティブ全体にチャレンジしてみたい方にとって、非常に魅力的な内容となっています。
含まれるサービス
- Logic Pro
- Final Cut Pro
- Pixelmator Pro
- Motion
- Compressor
- MainStage
まとめ
今回は Logic pro 12 の主なアップデート内容を紹介しました。
最近では AI を楽曲制作に取り入れる動きも大きくなってきています。
初心者の方にとっては作曲の大きな手助けとなるため、このような機能を作曲で活用していくと良いでしょう。
また、Logic Pro を使い慣れてきた方の中には、プラグインとの互換性など、制作環境とのバランスを考えながら、現在の環境で制作を続けている方もいらっしゃるかと思います。そういった場合でも、サブ機で試してみたり、動画などで機能をチェックしてみることで、新たなツールとの出会いがインスピレーションにつながるかもしれません。

東京出身の音楽クリエイター。 幼少期から音楽に触れ、高校時代ではボーカルを始める。その後弾き語りやバンドなど音楽活動を続けるうちに、自然の流れで楽曲制作をするように。 多様な音楽スタイルを聴くのが好きで、ジャンルレスな音楽感覚が強み。 現在は、ボーカル、DTM講師の傍ら音楽制作を行なっている。 今後、音楽制作やボーカルの依頼を増やし、さらに活動の幅を広げることを目指している。






