
作曲家を探す前に
作曲家を探す前にしておきたいことを2つ紹介します。
オリジナル曲のイメージを明確にする
まずは作ってもらいたいオリジナル曲のイメージを明確にしましょう。
例えば、イメージする曲のジャンルを調べてみたり、「こんな感じの曲にしたいな」という既存の曲を探してみると良いです。
イメージを固めることで、自分の理想の曲に合う作曲家を探しやすくなります。
依頼範囲を把握する
作曲と混合しやすい音楽制作の工程で「アレンジ(編曲)」があります。
アレンジは、既にあるメロディー(主旋律)のコードやコード進行を考えたり、様々な楽器を入れたり、曲に肉付けをしていく工程です。
例えば、以下のような場合はアレンジ依頼となります。
- 鼻歌で作ったメロディーにコードを曲にしてほしい
- ギター弾き語りで作った曲に楽器を入れて欲しい
作曲のみの依頼と、アレンジも一緒に行う場合とでは作家の作業量が変わってきます。
そのため、予め自分が依頼したい範囲を把握しておくと、依頼もスムーズになるでしょう。
作曲家の探し方
イメージが明確になったら、作曲家を探しましょう。
この章では、作曲家を探す方法として、以下の3つを紹介します。
①スキルシェア・サービスを使う
②SNS で個人的に依頼する
③制作会社に依頼する
どの方法でも、現在ではオンライン上でデータをやり取りしながら楽曲制作を作っていくスタイルが一般的です。
住んでいる場所に関係なく自分が依頼したい人に頼めるのは、現代の良いところですね。
①スキルシェア・サービスを使う
近年注目されているのが、ONLIVE Studio やココナラのようなオンラインのスキルシェア・サービスです。このようなサービスには、様々な音楽家が登録されており、条件を絞って自分の依頼したい内容に合った作曲家を検索できる機能があります。
サービスを利用する場合は仲介手数料がかかりますが、自分が希望するスキルを持つ人を見つけやすいだけではなく、何かトラブルがあった時には運営に相談することができるため、初めて依頼する方には安心です。
当サービスである ONLIVE Studio は、音楽制作に特化したスキルシェア・サービスです。独自の審査を通過した作曲家に依頼ができます。
② SNS で個人的に依頼する
SNS で気に入った作曲家を見つけた場合、作曲依頼ができるかどうか DM で聞いてみるのも良いでしょう。
作曲家によっては、 SNS のプロフィール欄に依頼の可否を記載している場合もあります。
SNS を通して依頼する場合は、個人同士の取引となるためトラブルには注意しましょう。
例えば、送るメッセージ1つとっても、相手に失礼のないよう配慮することで、お互いに気持ちの良い取引に繋がります。
③制作会社に依頼する
法人の場合、多くが BtoB からの受注がメインですが、中には個人からの依頼も受け付けているところもあります。
このような会社は、料金や納期、契約内容が明確になっているところが多く、用途が決まっている場合は依頼しやすく安心感があります。
依頼の流れ
今回は ONLIVE Studio で作曲依頼を行う際の基本的な流れを、一例として以下にご紹介します。利用するサービスや制作会社、個人クリエイターによって細かな手順が前後する場合はありますが、大まかなプロセス自体はどこも大きく変わらないと考えてよいでしょう。
- 依頼の相談
- 見積もり
- 料金の支払い
〜依頼スタート〜
- 方向性の確認(必要に応じて)
- 修正(必要に応じて)
- 納品
ONLIVE Studio を利用した場合の依頼の流れをより詳しく知りたいという方は、以下の記事で実際の画面のキャプチャーと共に詳しく解説していますので、こちらもご参考にしてください。
作曲の依頼を相談してみよう
依頼したいと思う作曲家が見つかったら、まずは相談をしてみましょう。
依頼時に作ってもらいたい楽曲の具体的な内容を共有することで、作曲家が作業の想定ができ、料金の見積もりを出しやすくなります。
依頼時に共有した方が良いもの
あなたが作ってほしい楽曲イメージを作曲家に伝える手段は様々です。
例えば、以下のようなトピックがあると、作曲家はあなたの曲をイメージしやすいでしょう。
<曲のイメージ>
リファレンス曲
作ってほしい楽曲の基準にしてほしい既存の曲
音楽ジャンル
ROCKやEDM、R&B、などといった音楽のジャンル
雰囲気
イメージする楽曲の雰囲気“10代の学生に刺さるような” “朝に聴きたいような”“〇〇の CM で使われていそうな” “明るくて弾けるような”など
歌詞の方向性・アイディア
応援歌や恋愛ソングといった歌詞の方向性やアイディア。ある場合は合わせて共有(”夢”という単語を入れて欲しい!など)
その他
”ギターを目立たせたい” ”ボーカルの歌唱力を際立たせたい” “〇〇(楽器やサウンド)を入れて欲しい”
イメージが明確な場合は、できるだけ詳細に伝えると良いです。
しかし、なかには「音楽に詳しくないからよく分からない」、「イメージに近い曲が思い浮かばない」、「むしろ作家さんのオリジナリティを提案して欲しい!」という方もいるかもしれません。そんな方は、後述する利用用途を伝えて、作曲側に提案してもらえるか聞いてみましょう。
また、ONLIVE Studio では、無料のオンラインサポートサービスがあります。
音楽制作のお困りごとをご相談いただくことで、あなたに合うプロフェッショナルの方をご紹介することも可能です。
<利用用途>
「オリジナル曲として配信したい」「Youtubeチャンネルのオープニングで使いたい」 など、今回依頼する楽曲の利用用途を共有することで、作家が楽曲のイメージをしやすくなるだけでなく、「想定していなかった場面で使用された」ということがなくなり、トラブルを避けやすくなります。
<希望納品日>
納品日の希望は伝えておきましょう。
また、依頼者側の返信が遅れてしまったり、大きな修正が生じた場合は、納品日が延期になる場合があります。そのようなことも想定して、納品期間は余裕を持っておくのがベターです。
メールテンプレート
以下の記事では、依頼時は見積もりを依頼する際に共有しておいた方が良いことを伝えるためのメールテンプレートを用意しています。こちらも合わせてご活用ください。
まとめ
以上、作曲を依頼したい方に向けて、作曲家の探し方から依頼の進め方までをご紹介しました。今回の記事が、あなたの思い描く楽曲を形にする手助けになれば幸いです。
最後に、プロジェクトを成功へ導くために大切なことを一つ挙げるとすれば、「相手への思いやり」 です。やり取りのメッセージひとつでも、相手への敬意を忘れず、丁寧に向き合うことが良い制作につながります。
また、はじめて作曲家に依頼するとなると、分からないことが多くて尻込みしてしまうこともあるかもしれません。
ONLIVE Studio の無料サポートでは、音楽制作にお困りの方、また依頼する際に不安がある方などのご相談を承っています。是非ご活用下さい。

東京出身の音楽クリエイター。 幼少期から音楽に触れ、高校時代ではボーカルを始める。その後弾き語りやバンドなど音楽活動を続けるうちに、自然の流れで楽曲制作をするように。 多様な音楽スタイルを聴くのが好きで、ジャンルレスな音楽感覚が強み。 現在は、ボーカル、DTM講師の傍ら音楽制作を行なっている。 今後、音楽制作やボーカルの依頼を増やし、さらに活動の幅を広げることを目指している。







